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 プロゲーマーで徳島大学医学部6年の大西将統(まさと)さん(26)=高松市出身=が、サッカーゲーム「ウイニングイレブン」の公式eスポーツ世界大会で優勝し、大学から学生表彰を受けた。医師を目指しており、ゲーム障害の治療に関わるなど、ゲームを通じて得た経験を生かしたいという。

 大会は「eFootball.Open2020」。大西さんは今年3~7月にあった日本代表とアジア代表の選考会をいずれも勝ち抜いた。8月にオンラインで行われた世界大会では予選を2位通過。準決勝でブラジルの選手、決勝はインドネシアの選手を破って優勝を果たした。

 大西さんは学業と両立するため、限られた時間で効率よく練習することを心がけてきた。国家試験に合格すれば、来年から香川県内の病院で研修医として勤務する予定で、eスポーツ競技者の一線からは退くつもりだという。

 世界保健機関(WHO)はゲームにのめり込んで日常生活に支障をきたす「ゲーム障害」を病気と認めている。大西さんは「何の医者になるか悩んでいるが、考えているのは精神科。ゲーム中毒に一番近い僕が、どういう風にゲームに距離感をもてばいいか、などを指導できたら」と話す。

 eスポーツを通じ、コミュニケーション力や自信が培えたと振り返り、「ハンディキャップを感じず、だれでも活躍できる分野だと思う。競技者としてでなくても、今後も少しでも関われたら」と話した。(斉藤智子)