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 収穫後のイネは刈り株からしばしば再生する。葉を伸ばし、穂をつけることさえある。地球温暖化の進行で、生育可能な期間は延びる。イネの再生力を生かして2回目の収穫はできないか。そんな思いから「水稲再生二期作」の研究が動いている。

拡大する写真・図版今年も11月初めに収穫した2回目のイネ。研究用のため、鎌を使った手作業だった=農研機構提供

 同じ水田で年に2回イネを育てる二期作は、四国や九州の温暖な地域で取り組まれてきた。苗を2回育てて田植えも2回するので労力的に厳しい。コメの消費が減って生産調整が続いたこともあり、ほとんど姿を消した。

 再生二期作では1回目の収穫後、刈り株から再生してくるイネを育てる。2回目の収穫がある分だけ多くのコメが得られるが、暖かな生育期間が十分に必要だ。農研機構の九州沖縄農業研究センターでは2017~18年の2年間、福岡県筑後市にある試験田で再生二期作を試した。

 中野洋・水田栽培グループ長によると、3月から苗を育てて4月に田植えをし、8月に1回目、11月に2回目の収穫をした。1回目の収穫時、刈り取りの時期を早め(8月中旬)と遅め(同下旬)、高さを20センチと50センチで組み合わせ、計四つのパターンで1回目と2回目の合計収量がどうなるか調べた。

拡大する写真・図版17年8月、1回目収穫直後のイネの刈り株。高さ50センチで刈ると緑の葉が多く残る(左)が、20センチでは葉はほとんどなくなる(右)=農研機構提供

 すると、1回目を遅めに50セ…

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