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 25日に死去したマラドーナさんは、イタリア1部リーグ(セリエA)のナポリを2度の優勝に導いた「サッカーの神様」として、今もファンに愛され続けている。ナポリでは、訃報(ふほう)を聞いたファンが本拠地のサンパオロスタジアムやゆかりの地に詰めかけ、突然の死を悼んだ。

 伊メディアによると、ナポリのユニホームを着て走るマラドーナさんを描いた巨大な壁画があるナポリ市内の住宅地の一角に、数百人のファンが集まった。

 ナポリのある南部カンパニア州は新型コロナウイルスの感染が広がっており、不要不急の外出が禁止された「レッドゾーン」にあたる。だが、この日は現役時代の写真パネルや背番号10のユニホーム、キャンドルなどが並べられ、マスクを着けた100人以上のファンが集まってマラドーナさんの現役時代の思い出などを語り合った。

 サンパオロスタジアムもマラドーナさんを追悼してライトアップされ、数百人のファンが応援歌を歌ったり、拍手をしたりして死を悼んだ。ナポリ市のデマジストリス市長は「サンパオロスタジアムにマラドーナの名前を付けよう」とツイッターで提案した。

 2017年に名誉市民となったマラドーナさんについて「市民に夢を見させてくれた。ナポリとアルゼンチンに喜びと幸せをもたらした」とたたえた。イタリアのコンテ首相も25日、自身のツイッターに「比類のない才能で、サッカーの歴史に忘れられないページを刻んだマラドーナさんの死を、全世界が悲しんでいる。さようなら永遠のチャンピオン」と書き込んだ。(ローマ=河原田慎一)