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 神奈川県座間市のアパートで2017年、15~26歳の男女9人の遺体が見つかった事件で、強盗・強制性交殺人などの罪に問われた白石隆浩被告(30)に対する裁判員裁判の第23回公判が26日午前、東京地裁立川支部で始まった。検察側は論告で、「前代未聞の猟奇的な殺人で極めて悪質だ」と述べ、死刑を求刑した。

 9月に始まった公判は被害者の殺害承諾の有無が主に争われ、弁護側は「自殺願望を持つ被害者から殺害の同意を得ていた」として、法定刑が軽い承諾殺人だと主張。検察側は承諾はないとし、白石被告も9人殺害を認めていた。

 検察側は論告で、白石被告の法廷供述は合理的で「十分に信用できる」と説明。被害者が殺害直前に必死に抵抗したのは「殺害を明確に拒絶したことの表れだ」とし、「承諾がないことに疑いを差し挟む余地はない」と強調した。

 午後に弁護側の弁論があり、判決は12月15日の予定。