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 仮想現実(VR)の映像で舞台の世界を表現した「ダークマスターVR」が10月、東京芸術劇場で上演された。実用化しつつある“かりそめの世界”に、作り手と観客は何を見いだすか。

拡大する写真・図版観客は区切られたブース内でVRを観劇した=前田圭蔵氏撮影

 将来の見えないまま洋食屋を訪れた若者が、店主の指示通りにカウンターで料理を作るようになり、繁盛する。成功体験を得た若者は酒に酔い、稼いだ金で風俗嬢を店に呼ぶ。

 こんな物語を、観客は暗い密室でVRゴーグルを着けて疑似体験する。店に入り、コロッケを食べ、ステーキを作る。たばこの煙を吹きかけられることも。

拡大する写真・図版「ダークマスターVR」の稽古風景=杉能信介氏撮影

 「ダークマスター」は、短編漫画を庭劇団ペニノが演劇にした。来年、米国で上演する予定だが、コロナ禍で再考を迫られ、俳優や演出家が行かなくてもいいVRでの制作を思い立った。東京芸術祭の作品として先行上演した。

 ペニノ主宰で作・演出のタニノ…

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