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 本の記述をもとに料理を作って提供する本屋がある。本に関わることなら何でもしたいという店主が、楽しみ方の一つとして考えた。食べて読むもよし、読んで食べるもよし。本も料理も味わってみては?

 大阪市北区の「And books(アンドブックス)」。昨年7月に開店し、本の販売スペースと隣り合うカフェで週2日、ランチを出している。店主の大谷正世さん(35)が文学作品を読み、作中に出てくる料理を創作・再現する。

 営業は月曜と火曜の正午~午後5時。新型コロナウイルス感染予防のため、同時に5人まで入店可。要予約。問い合わせはメール(andbooks0701@gmail.com)で。

 11月23、24日のランチは、嵐山光三郎著「文士の料理店(レストラン)」に登場する鳥割烹(かっぽう)「末(すえ)げん」(東京都港区)のたつた揚げ。25日で没後50年となった三島由紀夫が、割腹自殺の前夜に最後の晩餐(ばんさん)をとったとされる老舗料亭の名物を再現した。メニュー表のそばには実際の本が置かれ、自由に読める。

 これまで、凪良(なぎら)ゆう著「流浪の月」のキーマカレー▽木皿泉著「昨夜のカレー、明日のパン」のシューマイ▽寺地はるな著「わたしの良い子」のタラコパスタなども作った。大阪市旭区の常連客、土井信吾さん(40)は「大谷さんの説明を聞きながら食べると物語を読んだような気分になる。おなかも胸もいっぱい」と話す。

 大谷さんは武庫川女子大の日本語日本文学科を卒業し、中学校の国語の教員免許を持つ。子どもの頃から本が大好き。まちの書店が姿を消し、本が読まれない時代だからこそ、人が本と出会える場を作りたいと思ってきた。「料理をきっかけに文学の世界を楽しんでもらえたらいいな」

 当初は「読んで食べたくなった…

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