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 プロ野球のSMBC日本シリーズはソフトバンクが史上初の2年連続4戦全勝で4連覇を達成した。パ・リーグの球団が8年連続で日本一となり、埋めがたいほどの力の差が浮き彫りになった。両リーグでコーチを経験した橋上秀樹氏(55)=BCリーグ新潟・総合コーチ=にスタイルの違いや改善点などを聞いた。(構成・坂名信行)

 「巨人はほぼ独走状態で優勝し、セでは強かった。だが、日本シリーズでは直球と分かっていてもしっかりと前に飛ばせなかった。スイング、打球、投球など、走攻守でソフトバンクのスピードが上回った」

 象徴的だったのは第1戦の一回、巨人の4番岡本和真の打席だ。千賀滉大が投げた初球、内角の154キロにバットは真っ二つに折られ、捕邪飛に倒れた。ソフトバンクバッテリーは内角攻めを意識させ、打撃2冠の岡本を13打数1安打、打点なしとほぼ完璧に抑え込んだ。

剛のパ、柔のセ ドラフトの考え方にも

 コーチ時代は投手攻略に心血を注いできた。「セの投手の真っすぐの平均球速は140キロ中盤から後半なのに対して、パは150キロ中盤から後半」。シーズン中から150キロクラスの投手と戦っていなければ狙いを絞っても一振りでしとめるのは難しい。巨人のエース菅野智之については「パのコーチ時代はストライクゾーンの四隅に丁寧に投げる投手だけに、技巧派寄りに分類した」ほどだ。

 なぜ、ここまで野球のスタイルに差が出たのか。

「ドラフトのくじ運が良かった…

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