大宮慎次朗
人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を題材にしたスマートフォン向け防災情報アプリが配信から1年を迎え、ダウンロード件数が100万を超えた。運営するIT企業の社長は、宮城県石巻市出身。アプリ開発の原動力は、社長の「エヴァ愛」と、東日本大震災の記憶だった。
アプリは「特務機関NERV(ネルフ)防災」。ネルフは、エヴァの主人公・碇(いかり)シンジが所属する組織の名前だ。天気や台風の予報から、地震、津波、噴火、Jアラートなどを網羅する。気象庁が専用線で提供する情報を、地域ごとにユーザーに届ける。
デザインには「エヴァらしさ」をちりばめた。黒色を基調に、特別警報は主人公が乗り込む兵器「エヴァンゲリオン初号機」と同じ紫色の文字で示す。緊急地震速報後に地震が来るまでの時間を伝える画面は、作中の警告画面に似せた。
開発したのは東京の情報セキュリティー会社「ゲヒルン」。オフィスでは、大型モニターが国内10地点の定点カメラの映像などを映し出す。会議室は「作戦室」と呼ばれる。
■エヴァの世界観と…
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朝日新聞社会部