樋口一葉や「源氏物語」など日本文学の舞台朗読で知られた俳優で舞台朗読家の幸田弘子(こうだ・ひろこ、本名三善弘子〈みよし・ひろこ〉)さんが24日、くも膜下出血で死去した。88歳だった。葬儀は近親者で営む。喪主は夫で音楽評論家の三善清達(きよたつ)さん。

 東京出身。NHK東京放送劇団を経て俳優となり、1977年から「幸田弘子の会」で一葉を中心に泉鏡花、太宰治などの作品を朗読し、独自の表現を確立した。朗読作品も多数。芸術選奨文部大臣賞、紫綬褒章、旭日小綬章などを受けた。