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 熊本市中央区を流れる坪井川に、模様が人の顔のように見える「人面魚」のコイがいる。ほかのコイとともに泳ぐ姿が、散策する人たちを和ませている。

 コイは新町2丁目の「新呉服橋」のたもとにいる。同区に住む森田一男さん(69)は、散歩で橋を通るたびに食パンを与えていた。1年ほど前、その中に「人面魚」がいるのに気づいた。黒っぽい体の一部が金色に輝き、両目の間に黒い点が二つ。鼻筋を思わせる縦線もある。「昔の人面魚ブームを思い出して懐かしかった。ちょっと怖い顔だけど、しぐさはほかのコイと同じで、かわいい」

 コイは「人面魚」になりやすいのか。「わくわく海中水族館シードーナツ」(熊本県上天草市)の魚類飼育担当、清水菜々子さんに尋ねると、「模様はランダムに出るので、まったくの偶然」と話す。今回の画像を確認してもらったところ、黒い目のように見える部分は鼻の穴だという。「血筋で顔の周りに黒い色が集まりやすいといったことはあるので、今後も同じような特徴の子孫が生まれる可能性はあります」(山田菜の花)