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 乗りたいバスの現在地がスマートフォンなどで確認できる「バスロケーションシステム」の実証実験を群馬県が進めている。11月からは、対象を従来までの7路線から26路線に拡大。利用者から意見を募り、システムの動作や利用促進効果を検証する。

 実験は、県が掲げる「自動車以外の移動手段も選択できる社会」を実現するための方策の一つ。システムでバスの利便性を高め、県民の利用頻度を高める狙いがある。昨年12月から開始し、前橋赤十字病院(前橋市朝倉町)に向かう7路線を対象に実施。今年9月末までに約5万6千回閲覧されたという。

 一般財団法人自動車検査登録情報協会(東京)の調べでは、群馬の自家用乗用車の世帯当たり普及台数は今年3月現在で1・614台と全国4位。また総務省の家計調査によると、バス代の支出額(2017~19年の平均)は都道府県庁所在地とそれ以外の政令指定都市の計52都市の中で前橋市は最下位。いずれの数字も「車社会」の現状を物語る。

 11月からのシステムの対象拡大では、前橋駅や県庁前を通過する運行本数が多い路線も追加され、6社の計26路線に増えた。

 利用者はスマートフォンやパソコンで専用サイトにアクセスすると、バスの現在地や到着予定、遅延状況などを把握できる仕組みだ。スマホがなくても、前橋赤十字病院と前橋駅北口、県庁と前橋市役所の正面出入り口の計4カ所に設置された大型画面で同様の情報を確認できる。

 実証実験は来年3月下旬までの予定。対象路線など詳細は県のホームページ(https://www.pref.gunma.jp/04/h21g_00088.html別ウインドウで開きます)で確認できる。(森岡航平)

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