[PR]

 地元の人に愛され、2年前に惜しまれつつ廃業した富山県入善町入膳の銭湯「観音湯」が26日、「いい風呂の日」に合わせて復活した。

 復活させたのは同町でまちづくり活動を続ける合同会社「善商」。約60年続いた銭湯の後継者を探していた前経営者が体調を崩して廃業したのを機に、町商工会を通じて打診された。銭湯経営のノウハウはなかったが、営業許可申請からボイラーの操作方法まで、専門業者らのアドバイスを受けて学んだという。

 10回入浴できる「観音湯応援券」を4千円で発売し、地元町内会の回覧板でPRしたところ、準備した500枚がほぼ完売。浜田雅弘代表(43)は「自宅に風呂があっても、ひとり暮らしのお年寄りが来て、くつろげるような銭湯が必要だと思う」と話す。

 この日午後2時の復活オープンと同時に訪れた近所の東狐(とっこ)正雄さん(92)は「一番風呂はいいね。昔はよく来ていたよ。久しぶりだ」と、四つある温浴槽を一つ一つ楽しんでいた。

 営業時間は午後2~10時。水曜定休。12歳以上440円、6歳以上140円、6歳未満60円。問い合わせは観音湯(0765・74・1126)。(高津守)

関連ニュース