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 埼玉県春日部市立医療センターの看護師、絹川千尋さん(37)=越谷市=が帰宅途中の列車内で、心肺停止状態だった乗客の男性に心臓マッサージを行い命を救ったとして、越谷市消防長から感謝状が贈られた。

 絹川さんによると、10月7日午後6時ごろ、勤務を終え、東武スカイツリーライン春日部駅から上り急行列車に乗車。ドア付近に立っていると、背後から「ガタッ」という音が聞こえた。振り返ると、イスに座っていた50~60代と見られる男性がけいれんをおこし、そのまま横に倒れた。

 男性の元に駆けつけると、「首の脈が取れなかった」と絹川さん。他の乗客らに声をかけ、男性の体を床に下ろし、心臓マッサージを施した。偶然乗り合わせていた同センターの研修医も加わり、せんげん台駅に着くとホームで駅員が用意していたAEDを使用。心臓マッサージを続け、救急隊に引き継いだ。

 男性は回復し、日常生活を送っているという。絹川さんは「人前で目立つことは好きではありませんが、あの時すぐに動いてよかったです」と話した。(加藤真太郎)