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 7人制ラグビー女子などの日本代表候補が敵味方に分かれ、来夏の東京五輪に向けたセレクションマッチに臨む。11月29日、埼玉・熊谷ラグビー場。コロナ禍で国内外の試合が軒並み中止される中、観客を入れて行う貴重な実戦の機会だ。

 かつて陸上からラグビーに転向して五輪出場をめざし、今は陸上100メートル障害に復帰して日本記録を持つ寺田明日香(パソナグループ)が、楕円(だえん)球から学んだこと、「戦友たち」の魅力を語ってくれた。

 陸上→ラグビー→陸上という道を歩んだからこそ、気づいたことがある。

     ◇

 ラグビーの最大の魅力はコミュニケーションだと思います。

 私はラグビーを経験したお陰で、最初に陸上に打ち込んだ時から、コミュニケーションの取り方が変わりました。いま、誰に何を話すか、で発する言葉を使い分けられるようになった。

 でも、ラグビーをプレーしていた時は、もっとグラウンド内外で思っていることを伝えられればよかったなと。自分は(陸上から転向して)ラグビーについて知らないことが多いと思い、周りに遠慮した部分があった。

 自分から助言を求めたり、要求したりできたら、もっと、周りがうまく私を使いこなしてくれたのになと思います。

 ルールの中で相手を倒せる、体を張って仲間を助けるところも面白かった。それぞれに得意、不得意がある選手たちが集まり、足りないところは仲間が補う。その助け合いがプレーの中で何回も起こる。それもいいな、と陸上出身の私は思っていました。

 2019年に陸上に復帰した時は、ラグビーと両立させたくて、どうすればいいか悩みました。でも、シーズンが重複しているから、けがの心配がついて回った。けじめをつけなきゃと思ってラグビーをあきらめました。

 その決断をした時、仲間と集まってご飯を食べました。彼女たちはこう言ってくれました。

 「私たちが明日香を使いこなせ…

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