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 トランプ米大統領は26日、ホワイトハウスで記者団に対し、大統領選の結果を受けて12月14日に各州で行われる選挙人による投票でバイデン次期大統領の勝利という結果が出れば、退任する意向を示した。ただし、トランプ氏はバイデン氏が勝利した大統領選の結果を「不正選挙だ」などとする主張をこれまで通り繰り広げ、自身の敗北を認めない考えも再三強調した。

 トランプ氏は26日、感謝祭での米軍関係者との電話会談後に記者団の質問に答えた。トランプ氏が記者団の質問に応じたのは、7日にバイデン氏の勝利が確実になってから初めて。

 トランプ氏は大統領選の選挙結果について「大規模な不正が行われたので、敗北を認めるのは難しい」と強調。大統領選の結果に沿って行われる選挙人の投票でバイデン氏が次期大統領に正式に選ばれれば、「彼らは間違いを犯すことになる」と牽制(けんせい)した。ただし、その結果を受けて自身がホワイトハウスを去るかどうか問われると、「もちろんそうする」と明言した。

 米大統領選は各州などに割り当てられた538人の選挙人の過半数を得た候補が勝利する。米メディアなどの判定では、バイデン氏が306人、トランプ氏が232人を獲得した。12月14日に各州で選挙人が大統領選の結果に基づいて投票する予定で、投票用紙は来年1月6日に開票され、バイデン氏が正式に新大統領として選出されることになる。(ワシントン=園田耕司)