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 国土交通省は27日、タクシー運賃として一定額を前払いすることで、回数券や定期券のように割安に乗れる制度を導入すると発表した。全国のタクシー事業者が対象で、30日から申請を受け付ける。国の認可を経て、実際に運用が始まるのは来年になる見通し。

 この制度では、公共交通機関が少ない地方の高齢者や、保育園や塾への送迎、通勤での利用を想定しており、出発地と目的地は固定される。タクシー事業者は距離に応じて乗れる回数や期間と運賃を設定する。事業者によって設定する回数や期間と運賃は異なるが、通常より1割ほど安く利用できる運賃設定が想定されているという。

 国交省はまた、これまで定額だった迎車料金の変動制も導入する。時期や時間帯、天気などに応じて料金を区分し、混雑時は現在の4倍を上限により高く、すいている時はより安く設定できる。配車アプリを使って目的地が近い利用者が同乗する「相乗りタクシー」制度についても、今後のコロナウイルスの感染状況を踏まえて導入する方針だという。(贄川俊