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 滋賀県愛荘町で同居していた男性に十分な食事を与えず暴行を加えて殺害したとして、無職の小林久美子容疑者(55)とアルバイト作業員の少年(19)が殺人容疑で逮捕された事件で、小林容疑者が男性の家族に何度も電話をかけ、通話中に男性を殴って悲鳴を聞かせながら現金を要求していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警によると、殺害されたのは岡田達也さん(当時25)。2018年10月ごろからアパートの一室で小林容疑者と同居するようになり、19年10月に死亡した。

 小林容疑者と少年は、岡田さんの兄(29)への恐喝未遂容疑で今年10月に逮捕された。捜査関係者によると、小林容疑者は昨年8~10月、岡田さんの兄に複数回にわたって電話をかけ、通話中に岡田さんを殴って悲鳴を聞かせて、「今、殴ったぞ」「床が汚れた。どうしてくれる」と脅したという。

 また、「(岡田さんの)面倒を見ている。金をくれ」「私たちは付き合っていて妊娠もしている。子どもをおろす金もよこせ」などと様々な理由をつけて金銭を要求。150万円という具体的な金額で求めたこともあった。これまでの捜査で小林容疑者の妊娠は確認できていないという。

 県警は27日午前、小林容疑者と少年を殺人容疑で大津地検に送検した。県警は2人の認否を明らかにしていない。(新谷千布美、安藤仙一朗)