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 有望な30代社員をグループ会社の社長に――。三井物産で、こんな抜擢(ばってき)人事が実現しそうだ。来年度、個人の能力評価を徹底した人事制度を導入する方針で、優秀で「とんがった」若手に活躍のチャンスを与えるという。安永竜夫社長にねらいを聞いた。

 コロナ禍でわかってきたことの一つに、会社の生産性を底上げしないと国際競争に勝てない、ということがあります。日本の企業は、個人の頑張りを組織内で共有し、周囲も評価する側面があります。護送船団方式というか、(組織に属する)みなが相応にハッピーな社会を作ってきました。

 でも、とんがって頑張る人は本来、もっと報酬をもらえるはずですから、報われません。当社の収益の大半は海外で稼いでおり、優秀な人材を集めないと成長はありません。相対的に当社は平均給与が高いと言われていますが、海外企業と比べると見劣りします。給与体系もグローバルなスタンダードに合わせなければいけません。

 いまも能力主義、実績主義に基づく人事評価はやっています。でも、グループ全体でみながより平穏に、より平和に、という意識が高すぎたと反省しています。集団の中で落ちこぼれを作らないことを優先していたのです。

 具体的には、年功序列の「残り…

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