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 新型コロナの感染状況の推移について「神のみぞ知る」と言った発言の真意は何か――。西村康稔経済再生相が発言を引用したとした政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が、27日の衆院厚生労働委員会で説明した。

 尾身氏は、感染者数や検査での陽性率などを挙げ、「我々は感染状況を評価するために色々な指標、多角的な方法を使って、いま何が起きているかを知りたいが、100%知ることはデータにも限りがある。そのことを私は比喩的に『神のみぞ知る』と言っている」と説明。「実際は『神のみぞ知る』だが、そこになるべく近づくように色んなデータを総合的に、毎日のように分析することが大事という文脈で申し上げた」と述べた。

 「神のみぞ知る」発言は19日の西村氏の記者会見で飛び出した。25日の参院予算委で野党議員から批判されると、西村氏は「私は尾身先生の発言を引用したもの。その部分だけ切り取られていることは非常に心外」と反論していた。

 質問した立憲民主党の中島克仁氏は「尾身先生からそのように説明されれば理解できるが、担当大臣(の西村氏)が軽はずみに言うのは大変不快。『尾身先生が言ったこと』と言い訳がましい発言だったので真意を確認した」と指摘した。