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 ハンコの生産で知られる山梨県。なかでも、市川三郷町は、「日本一のハンコの町」を自認する六郷地区を擁する。その全町議14人が地場のハンコ産業を支援しようと、名刺に押す落款印をつくった。政府の押印廃止の流れで印鑑業界は強い逆風下にあるが、ハンコの持つ文化的な楽しさを発信して対抗する試みだ。

 手がけたのは同町の六郷印章業連合組合で、26日に小林成仁組合長が役場で笠井雄一議長に手渡した。

 落款印は、書画などに作者が押す。自費で購入したこの落款印は、6ミリ角のろう石を使っている。印篆(いんてん)という字体で、各議員の名前の頭文字1文字が彫り込まれている。手彫りで、1本だけの唯一無二の作品だ。

 ハンコは、実務的な面で使われてきたことが多く、小林組合長は、行政手続きで省略する動きは仕方ないという。ただ、「楽しいハンコもあることを発信したい。今回の名刺用の落款印が、そのとっかかりの一つになるのでは」と話す。価格は5千円ほどという。

 町内の六郷地区は、「ハンコの里」として知られ、連合組合には、ハンコ関連の約40事業所が加盟している。

 小林組合長は「『脱ハンコ』『ハンコ廃止』という言葉から大きな風評被害を受けている。行政手続きの押印がなくなることが、ハンコ自体がなくなるというイメージでとらえられて、非常に迷惑しているし、がっかりしている。営業上も大きな打撃を受けている」という。

 笠井議長は、今回落款印を依頼…

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