新型コロナウイルスの重症者が急増し、医療現場に限界が迫っている。東京都や大阪府は、病床を増やすため新たに専用施設の開設などを進めているが、重症者に対応できる人材は簡単にはそろわない。コロナ以外の患者の診療にも影響が及ぶ恐れがあり、「医療崩壊は目の前」との声も上がる。
東京医科歯科大病院(東京都文京区)は、集中治療室(ICU)の7床を新型コロナウイルス感染症で重症に陥った患者の治療にあてている。11月上旬から受け入れ数が増え、最近では「満室」の状態が続く。
患者のほとんどが人工呼吸器やECMO(エクモ、体外式膜型人工肺)を付けている。コロナ対策室長の植木穣さんは「機器の調整やトラブル対応があり、看護師2人で24時間張り付く必要がある」と話す。
肺の回復を促すため、体の向き…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:2817文字/全文:3144文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部