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 鳥取県智頭町に新図書館「ちえの森ちづ図書館」ができ、28日に完工式がある。構想段階から住民の意見を採り入れ、子どもから大人まで学び、集える図書館になっているという。29日にオープンする。

 町の玄関口・智頭駅前にある。平屋で広さ約1100平方メートル。利用者が紹介したい本を置く「つながる本棚」を設置し、勉強ができる「スタディルーム」やネットが利用できる「書斎」、ソファが四つの「くつろぎコーナー」を設けた。飲食可の「つどいの部屋」もある。

 「たたみコーナー」と靴を脱ぐ「えほんコーナー」を隣り合わせにして、世代間交流ができるようにした。屋外には、智頭駅が間近に見える展望デッキ、ビオトープなどを配置した。

 智頭町の図書館は、新図書館そばの町総合センター2階にある。中央公民館の図書室として出発し、広さ約140平方メートル。蔵書をすべて並べることはできず、子どもたちが勉強できる席も少なかった。

 新図書館を望む住民の声もあり、町は2017年12月、新図書館の基本構想を策定し、約6億円の建設事業を進めてきた。これまで計9回のワークショップを開くなどし、住民の声を基本計画や設計に反映させてきた。

 現在の図書館から約6万冊の蔵書を新図書館に運ぶ作業を終え、職員は現在、本棚に本を並べる作業などに追われている。館長の国岡厚志・町教委教育課長は「今後も住民や利用者と一緒に、この図書館を作り上げていきたい」と話している。(石川和彦)

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