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 愛知県豊橋市は27日、市内在住の女性と南米国籍の男性が提出しようとした婚姻届を、証明書類の不備を理由に過って受理しなかったため、その後生まれた男児が戸籍上、非嫡出子(ひちゃくしゅつし)となったと発表した。不要な書類の提出を求めて、1年近く届け出を受け付けなかった。市側の全過失で苦痛を与えたとして、慰謝料50万円を支払う。

 市によると、女性と男性は昨年9月に来庁。婚姻届に必要となる男性側の書類を持参したが、応対した市民課職員は出生の証明書など男性の国の場合では、不要な書類の提出を求めた。その後も女性が2回来庁して届け出の受理を求めたが、応じなかった。課内で解決されることなく、今年8月に問題が発覚後、正式に受理したという。5月、女性は男児を出産した。嫡出子になるには男性の認知が必要になる。

 市は再発防止のため、面会記録の作成や手続きの進み具合の共有などに努めるという。