[PR]

 北朝鮮が、新型コロナウイルスのワクチンを開発している英製薬大手アストラゼネカにサイバー攻撃を仕掛けたが成功しなかったと、ロイター通信が27日、報じた。

 同通信によると、人材採用担当者になりすました北朝鮮関係者とみられるハッカーが、ビジネスSNSの「リンクトイン」やメッセージアプリの「ワッツアップ」を通じてアストラゼネカの従業員に偽の求人を持ちかけた。その後、仕事内容の説明を装い、受信先のパソコンに不正にアクセスする悪質なプログラムを仕込んだ文書を送っていた。

 送付先は広範囲に及ぶとみられ、中には新型コロナ研究に従事している人もいたという。

 アストラゼネカは英オックスフォード大とともに開発した新型コロナのワクチンについて、70%で効果があったとする最終の臨床試験(治験)の暫定結果を23日に発表していた。(ロンドン=下司佳代子)