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 滋賀県警草津署が、詐欺容疑で逮捕した20代男性による国選弁護人の選任手続きの申し入れについて、「土日」を理由に手続きしなかったことがわかった。同署は、担当者が手続きについて十分な理解がなかったとしている。

 国選弁護人制度では、警察署を通して裁判所に請求書などを提出することで、土日でも弁護士が選ばれ、接見することが可能だ。

 男性の弁護人は、男性が逮捕2日後の10月23日に留置管理課員に選任手続きを申し出たが、後回しにされたと主張。翌24日土曜日に別の課員に再び申し出たが、「弁護士は土日には接見に来ない」と言われ、26日月曜まで手続きを先延ばしにされたという。男性は11月10日付で起訴された。

 弁護人は「憲法が定める『弁護を受ける権利』を侵害するものだ」と批判。草津署の今井和幸副署長は「当該職員の再教養を行った。同種事案の再発防止を図る」とコメントしている。(新谷千布美)