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 新型コロナウイルスの感染が広がる中、疫病を払うとされる妖怪「アマビエ」が、巨大なバルーンとなって12月中旬、大阪市中央公会堂(大阪市北区)近くにお目見えする。イメージよりも「シュッと」したデザインはファッションデザイナーのコシノジュンコさんによるもの。インターネットのクラウドファンディング(CF)で制作費などの支援を募っている。

 高さ5メートルで、光を透過する布製のバルーンでつくり、送風機で風を入れて形を維持し、夜に内部と外からライトアップする。大阪府や大阪市の担当部局などでつくる実行委員会が主催する「大阪・光の饗宴(きょうえん)」のコアプログラムの一環で、展示は12月14~25日を予定している。

 アート事業を手がける「アーティル」(同区)がコロナ禍の収束を願って企画。世界に向けて発信しようと、海外でも活躍する大阪府岸和田市出身のコシノさんに依頼した。三輪昌徳代表(27)は「アマビエを見た子どもが怖がるのではと考えたが、コシノさんにうまく『打破』いただいた」。コシノさんは「世界中の皆さん苦しんでいる、そういった時に、今、メッセージとして、妖怪が現れます」「これを見て、大阪も日本も、世界中も、コロナ収束になれば素晴らしいと思います」とコメントしている。

 CFは12月7日まで。CF大手の「キャンプファイヤー」(https://camp-fire.jp/projects/view/325332別ウインドウで開きます)で1千万円を目標に募っており、支援金額に応じて、コシノさんがデザインしたアマビエのマグカップやモバイルバッテリーなどの返礼がある。27日時点では、約60万円しか集まっていないが、目標に達しない場合でも、同社が資金を負担して実施するという。(鈴木智之)