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 プロ野球のオリックスや大リーグのマリナーズなどで活躍し、昨年3月に現役引退したイチローさん(47)が、年内に甲子園優勝経験のある高校で「臨時コーチ」としてアマチュア指導者デビューすることが28日、わかった。イチローさんは将来的に高校野球などアマ球界の指導に関心を示している。

 イチローさんは、マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めている。日本学生野球協会は原則として、プロ球団に在籍中の監督、選手らに高校生や大学生への指導に必要な「学生野球資格」の回復を認めていない。だが、イチローさんの野球界への功績などを考慮し、特例を容認した。

 イチローさんは昨年12月に回復のための研修会を受講し、今年2月に資格回復していた。マリナーズでの活動がないオフシーズン限定で指導が可能となっていた。

 イチローさんは、今月26日に神戸市で行われた新聞大会の記念講演に登壇した際に高校野球の魅力について言及していた。「高校野球は『野球』をやっている。大リーグは『コンテスト』。どこまで飛ばせるかとかで、それは野球とは言えない。高校野球はめちゃくちゃ面白い。プロに入る前の野球にすごい興味がある」

 そして、指導している姿を見られるかを問われると「見られると思います。野球人として、これから何かお返しできたらなと思っています」と語っていた。

 日米通算4367安打を放った天才打者。現役引退後もトレーニングを続けており、今回は数日間、高校生と一緒に体を動かしながら指導を行うという。(山口裕起)