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 28日早朝に、茨城県の鹿島港付近で遊漁船と貨物船が衝突した事故。釣りを楽しみに遊漁船に乗っていた乗客と乗組員の12人全員が船外に投げ出され、うち1人が死亡した。夜明け前の暗い海に助けを求める声が響き、複数の漁船が救助に当たった。

 鹿島海上保安署などによると、事故があったのは28日午前5時35分ごろ。鹿島港の南埠頭(ふとう)の沖合で、遊漁船「第5不動丸」(4・95トン)と広島市の海運業者「アキ・マリン」の貨物船「はやと」(498トン)が衝突した。

 はずみで第5不動丸の乗組員2人と釣り客10人が海に投げ出され、船は船首を残して水没した。全員が救助されたが、東京都の釣り客で会社員の栗原篤徳(あつのり)さん(46)が死亡した。はやとは27日午後に横浜港を出て、鹿島港で荷物を積む予定だった。第5不動丸は28日午前5時前に他の遊漁船とともに鹿島港を出て、沖合へ向かっていたという。

 衝突後、付近には救助のために多数の船が集まった。近くにいた漁船の男性船長(34)は事故直後、「助けてください」という拡声機の声を聞いた。現場に近づくと、海中にいる人が「助けて」と訴えていた。だが、「真っ暗でどこにいるかわからなかった」。乗客らと協力し、船からロープつきの浮輪を投げて6人を引き揚げたという。

 ヒラメ釣りのために別の漁船に乗っていた男性(44)は、船長からのアナウンスで事故を知らされ、デッキに上がった。「そっちにいたか?」。複数の船の乗組員どうしが慌ただしくやりとりしていた。サーチライトが救命胴衣の反射材に当たり、姿が確認できた人から順に引き揚げられたという。「もしかすると自分がその船に乗っていたかもしれないと思うと、恐ろしい思いだった」

 事故の詳しい経緯はわかってお…

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