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 米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、英紙フィナンシャル・タイムズ(電子版)は28日、英国政府が近く緊急承認し、早ければ12月7日にも接種が始まる見通しだと報じた。

 同紙によると、ワクチンの発送は緊急承認の数時間後にも始まる。英国政府はこのワクチンを4千万回分確保する契約を結んでおり、うち1千万回分は年内に入手するとしている。

 政府の諮問委員会は、接種は高齢者介護施設の入所者と職員を最優先とし、続いて80歳以上と医療・福祉従事者、その後は年齢層の高い順から接種を進めることを政府に勧告している。これに準ずる形で接種が進むものとみられる。

 ファイザーは、4万3千人以上が参加したワクチンの最終の臨床試験(治験)で、有効性が95%だったと発表している。日本政府はファイザーから来年6月末までに6千万人分のワクチンの供給を受けることで基本合意している。(ロンドン=下司佳代子)