スーパーヒーローの条件の一つは、戦う相手すらファンにしてしまうことかもしれない。シングルからアイスダンスに転向した34歳の高橋大輔(関大ク)は、村元哉中(同)とカップルを組み、フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズNHK杯に出場した。27、28日にあったそのデビュー戦は、出場3組中3位という結果で終えた。
「いつもはしないミスがあった」と高橋本人が苦笑する通り、28日のフリーでは回転を繰り返す「ツイズル」でバランスを崩して氷に手をつく場面も。納得の演技ではなかったが、大歓声を浴びた。
そして高橋の存在感が何より際立ったのは、表彰式後の記者会見だった。
「高橋選手がアイスダンスに…

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