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 赤ちゃんを母乳で育てるかどうか――。産後の母親には大きな関心事ですが、母乳をめぐる悩みは語りにくく、心のしこりになることもあります。なぜ心がざわつくのか。母乳が出ない女性と出過ぎる女性の運命を描いた小説「乳房のくにで」を書いた作家の深沢潮さんと、監修者で小児科医の森戸やすみさんに聞きました。

 ――授乳中に悩みを抱える人は多いようです。記者の場合、母乳が十分に出なくて悩んだとき、なかなか人に言えませんでした。こういう人は多いのでしょうか。

 深沢 長男を産んだ頃、私も「もう世の中母乳のことしかない」というくらい必死でした。私の場合は出すぎて困っていたのですが、「自慢」だと思われるのではないかと言い出せませんでした。

 森戸 乳児健診の最後の最後になって「実は……」と切り出される印象があります。母乳が出ないことを「努力不足」のように後ろめたく思う人もいます。

 ――なぜ、一人で悩みを深めてしまうのでしょう。大っぴらに語りにくいのにはどんな理由が考えられますか。

 深沢 母乳は、育児における個人の価値観や経験が混ざり合い、母性や女性像とも結びついて神格化されがちだと感じます。

 一方で「おっぱい」を過度にタブー視しがちな男性はこの話題から締め出されています。

 森戸 医師も介入しにくい領域です。一般的な産婦人科医や小児科医は母乳の専門家ではありません。日本では公的な情報が少なく、真偽不明の情報がネットなどで横行しています。

 ――世界保健機関(WHO)は6カ月まで母乳だけで育てるよう推奨していますが、粉ミルクでも育ちます。何が正解なのでしょうか。

対談の後半では、母乳をめぐる「モヤモヤ」の原因を考え、解消策を探ります。

 森戸 母乳が望むように出るか…

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