【動画】亡き若旦那の遺志受け継ぎコスプレイベント開催=倉富竜太撮影
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 7月に九州を襲った豪雨から、まもなく5カ月。旅館を営む家族4人が犠牲になった大分県由布市の湯平(ゆのひら)温泉で29日、コスプレイベントが開かれた。「電脳女将(おかみ)」のキャラクターを生み出し、SNS上で積極的な発信を続けた旅館の若旦那が、亡くなる直前に地元観光協会理事として企画した初の催し。SNSとは縁の薄いおやじたちが遺志を継いで実現した。

 和服姿にキツネのお面――。午前10時半すぎ、温泉街の石畳に華やかな衣装を身につけたコスプレイヤー11人が姿を現すと、みんな息をのんだ。

 「どうなることかと心配していたが、石畳の雰囲気にとてもなじんでいてびっくりした」と湯平温泉旅館組合長の新開勝さん(53)。「健太君もきっと喜んでくれているだろう」とうれしそうに話した。

 7月7日深夜、「旅館つるや隠宅(いんたく)」の若旦那の渡辺健太さん(当時28)ら家族4人は大雨の中を避難中に、温泉街に面する花合野(かごの)川の氾濫(はんらん)に遭い、車ごと流されて亡くなった。

 中学校を不登校になった健太さんは卒業後、亡くなった大女将で祖母の登志美さん(同81)と女将で母の由美さん(同51)が切り盛りする旅館の仕事を手伝うようになった。人と話すのが得意ではなかったが、次第にアニメやコスプレといったサブカルチャーを武器に発信を始めた。

 ツイッター上に、「つるや隠宅…

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