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 「みにくいアヒルの子」と聞いて、みなさんはどんなイメージが湧きますか? おおかたの予想を裏切るアイデア商品が発売され注目を集めています。

 ほとんどの人が思い浮かべるのがアンデルセンの童話だと思います。一緒に育ったアヒルたちになじめなかったヒナが、成長して自分は白鳥だったことに気づくという物語です。

 この場合の「みにくい」は、姿かたちがよくないという意味の「醜い」です。

 それに対し、話題になっているのは衣料品の白いパーカ。胸元にアヒルのイラストがプリントされているのですが、輪郭がぼんやりしています。

 つまり、「みにくい」が見えにくいという意味の「見にくい」になっているのです。

 11月中旬にこのパーカがツイッターで紹介されると、「確かにみにくい」「すごいセンスだ」といったコメントが寄せられ、いいねは10万を超えています。

 作ったのは、東京都内にあるTシャツ工房「ekot(イコ)」。デザインからプリントまで自分たちで手がけて、インターネットでのみ販売しています。

 店長・里一磨さんは「深夜の思いつきを、勢いそのままにプリントしました」と話します。

 アヒルのイラストはekotのTシャツのほとんどを描いているタカ(@usagitonekosuke)さんに依頼。最新のインクジェットプリンターを使って印刷しました。

 ピントがぼけたように見せるための工夫が施されていますが、詳細は企業秘密とのこと。

 パーカだけでなく、Tシャツやバッグなど全5商品をラインナップしています。

 発売当日にスタッフが動画を撮影してツイートに投稿。それが先ほどの話題になっているつぶやきです。

 「ツイートが出てから数百枚はご注文をいただきました。コロナの中でがんばってますので、大変ありがたいです」と里さん。(若松真平)