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 経済産業省が30日に発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)の速報値は95・0で、前月を3・8%上回った。上昇は5カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2~5月に大幅に低下した後、回復の流れが続いている。基調判断は「生産は持ち直している」を維持した。

 15業種中、12業種で上昇した。乗用車などの「自動車工業」、ノートパソコンなどの「電気・情報通信機械工業」など、感染拡大前の1月水準を上回るものも出てきた。ただ、全体では1月以前より低いままで、経産省の担当者は「コロナ前の水準に戻すには時間を要する」と話す。

 主要企業による先行き予測は11月が2・7%の上昇だが、12月は2・4%低下を見込む。6月以降の「V字回復」傾向は、徐々に鈍っている。国内外で感染が再拡大する動きもあり、「先行きを注視する必要がある」(経産省の担当者)とみている。