プラごみ一括回収 先行自治体でみえた効果と課題は?

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水戸部六美 編集委員・北郷美由紀
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 安くて丈夫なプラスチック製品は、深刻な海洋汚染を引き起こしてもいます。SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)で目指している廃棄物の3R(削減、再使用、再生利用)に弾みをつけるため、政府や自治体、企業はプラスチックごみを資源に変える様々な取り組みを広げています。

卵パックもスポンジも同じ袋で、一括回収をはじめた日野市

 早朝、東京都日野市の家々の前には「プラスチック類ごみ専用袋」と書かれた半透明の水色の袋が置かれていた。菓子袋や卵パックなど「容器包装」にまじり、スポンジやハンガーなどプラスチックの「製品」も透けて見える。

 家庭から出るプラごみのリサイクル率を高めるため、同市が1月から始めた「一括回収」だ。政府も資源循環を進める施策の一つとして、全国展開を検討する。

写真・図版

焼却・埋め立てされてきた「プラスチック製品」

 プラごみのうち、菓子袋や食…

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