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 箱形の本棚スペースを貸し出す「シェア型本屋」などと呼ばれる新たなスタイルの本屋が広がっている。本好きが集まり、それぞれの個性を発揮しながら本を売る。時には店番も共同で担う。そのノウハウを積極的に伝え、「まちの本屋さん」の減少に歯止めをかけようとする拠点も登場した。

 〈ブックマンション開店しました。本日はカープデーですよー〉

 〈今日はこども本屋「まる:そ」の店主妹さん&お父さん、お店番ありがとうございます!〉

 東京・吉祥寺の「ブックマンション」。現在週4日の営業日の大半で、日替わりの店番が立つ。ツイッターでカープデーを告知した主は、プロ野球広島カープの大ファン。自身の棚を関連書籍で埋めている。「まる:そ」は読書大好きな小学5年生、山内蒼大(そうた)さんが自分が読んだ歴史本を中心に並べる人気の棚だ。

拡大する写真・図版「こども本屋」山内蒼大さんの書棚=2020年10月29日午後5時14分、東京・吉祥寺のブックマンション、鬼室黎撮影

 30平方メートル余りの店内両壁の天井まで、32センチ四方の箱形の棚がびっしり。棚一つの賃料は月3850円で、約70人が借りている。

 大家で管理人でもある中西功(こう)さん(42)は「家賃・在庫・人件費。この仕組みなら、書店を続けていく上でのリスクを減らせる」と自信をみせる。

 IT大手・楽天で働くかたわら、2013年に無人営業の実験的な古本屋を建築家の弟と都内に開き、注目された。吉祥寺で空きビルを借りてから独立し、シェア型本屋の発信地にして全国に広げると約束。クラウドファンディングで目標額を超す約575万円を集め、19年7月に開業した。

架空の家族「後藤家」の本屋

 出店者もユニー…

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