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 整理券がないと申告会場に入れません――。国税庁は来年2月に始まる2020年分の確定申告で、税務署などの申告会場で手続きを希望する人に「入場整理券」を配り、入場者数を調整する方針を固めた。全国で400万人近い人が訪れる会場は「密」になりやすく、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されていた。

 整理券は時間帯ごとに人数の上限を設け、特定の時間に入場者が集中することを防ぐ。当日に申告会場で配られるが、会場に入れない人も出てくると予想されるため、オンラインでの事前入手も可能にする。

 今年2月に行った19年分の確定申告では、会場の混雑を避けるため、通常は1カ月とされている申告期間をさらに1カ月延長。会場で申告した人は、電子申告の利用者が増えたため前年より減ったものの、最終的には381万人に上った。

 申告手続きは会場に来なくてもすべて電子申告で済ますことができる。国税庁は、電子申告の利用を勧め、なるべく会場に来ないよう呼びかけている。(中野浩至)