[PR]

 動物とのふれあいや自然散策ができる長野県塩尻市のテーマパーク「信州塩尻農業公園チロルの森」が11月29日に閉園し、21年の歴史の幕を閉じた。最終日は家族連れら約2200人が訪れ、子どもたちはアルパカやヒツジなどの動物たちとの別れを惜しんだ。

 チロルの森は、オーストリア・チロル地方をモチーフにしたテーマパークとして1999年に開園した。初年度は約37万人が訪れたが、近年はレジャーの多様化などで入場者が激減。昨年度は約6万6千人まで減った。今年になって新型コロナウイルスの影響で4、5月に臨時休園するなど客足が伸びず、運営会社は「営業継続が困難」と判断して閉園を決めた。

 妻(26)と長女(5)、次女(3)、長男(1)の家族連れで訪れた長野県麻績村の会社員山田晃太さん(27)は「20年ほど前に1度来たことがある。閉園を知ってやってきたが、子どもたちはアルパカにエサをやって喜んでいただけに、チロルの森がなくなるのは残念」と話した。園内で飼育している動物たちは、姉妹園や一般の家庭などに引き取られる予定という。(近藤幸夫)