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 総合病院「さいたま記念病院」(さいたま市見沼区、199床)を運営していた医療法人から資金約3億円を着服したとして、警視庁は1日、元理事の遠藤容子容疑者(63)=東京都品川区東五反田3丁目=ら2人を業務上横領の疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。2人は約1億3千万円の着服容疑で11月に逮捕されていたが、余罪が明らかになったという。

 ほかに疑いがあるのは経理担当の職員だった勅使河原大吾容疑者(47)。

 捜査関係者によると、2人は2016年4~12月、共謀して同病院を運営していた医療法人「一成会」(民事再生手続き中)の銀行口座から複数回にわたり、計約3億円を理事会の承認を得ずに外部の口座に送金し、着服した疑いがある。送金先は心臓病専門病院「東京ハートセンター」(東京都品川区、88床)を運営する医療法人「冠心会」(民事再生手続き中)で、遠藤容疑者が常務理事を務めており、経営が悪化していたという。

 一成会の口座から不正に送金されるなどした資金は約10億円とされ、警視庁はこの多くが冠心会に流れたとみて調べている。