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 ベートーベンを主人公にした宝塚歌劇団雪組トップコンビの退団公演「fff フォルティッシッシモ―歓喜に歌え!―」が1日、宝塚大劇場(兵庫県宝塚市)で開幕した。楽聖の世界観を、演出家の上田久美子はあっと驚く形で舞台に出現させた。

 五線譜に躍る音符が映し出され、天使たちの華やかなファンファーレで物語は始まる。舞台は天上から地上へ、19世紀初頭のヨーロッパに移る。

 トップスター望海風斗(のぞみふうと)演じるベートーベンは、オーケストラピットでタクトを一心に振り上げ、交響曲第3番「英雄」を披露し喝采を浴びていた。憧れのナポレオン(彩風咲奈(あやかぜさきな))にこの曲を捧げようとするも、彼が皇帝の座につくことを知って激怒してしまう……。

いつもそばに「謎の女」

 史実を下敷きにしつつ、上田はさらに大きく想像力を羽ばたかせる。聴力を失い始めた頃から、ベートーベンの前に登場するのが、黒ずくめの「謎の女」。物語のカギを握るオリジナルの役に挑むのは、トップ娘役の真彩希帆(まあやきほ)だ。

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