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 北海道や札幌市、旭川市などは11月30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに151人確認し、5人が死亡したと発表した。感染者数は2日連続で200人を下回ったが、クラスター(感染者集団)は5件判明し、11月は毎日クラスターが確認されたことになった。

 札幌市の確認分は居住地非公表を含む87人。新たなクラスターは3件で、医療機関で患者ら5人、有料老人ホームで入居者ら10人、通所介護事業所で利用者ら5人の感染が分かった。道の確認分でもクラスターが2件判明し、千歳市の障害者支援施設で入所者ら5人、倶知安町の倶知安厚生病院で入院患者ら6人が感染した。

 既存のクラスターでは「タナカメディカル札幌田中病院」で8人増え計134人となった。旭川市では旭川厚生病院で11人増え計140人、吉田病院で5人増えて計155人になり、収束の兆しが見えない。

 道保健福祉部によると、新たなクラスターは10月30日から32日連続で確認され、累計は165件。うち6割が札幌市だった。コロナ患者が使用する病床数は29日時点で915床で、道独自の警戒ステージで最悪の「5」の目安(900床)を超えた。担当者は「新規感染者数が減少し、経路不明の感染者の割合も減っているが、厳しい状況に変わりはない」と話している。(斎藤徹、芳垣文子、本田大次郎)