拡大する写真・図版東京・北海道・福岡の感染者数の推移

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 新型コロナウイルスの「第3波」が全国的に広がるなか、他の大都市圏に比べて感染が緩やかだった福岡県でも、徐々に感染者が増えつつある。九州・山口ではすでに今夏の「第2波」の感染者数を超えた県もあり、本格的な冬の到来を前に各県は警戒を強めている。

 福岡県では、11月26日から3日連続で新規感染者数が50人を超えた。50人を上回るのは8月30日以来3カ月ぶり。飲食店への営業自粛を迫る他の大都市圏と比べれば少ないが、県幹部は「油断できない。医療の対応が遅れないようにしたい」と警戒を強める。

拡大する写真・図版イルミネーションで彩られたJR博多駅前をマスク姿で行き交う人たち=2020年11月30日午後6時6分、福岡市博多区、金子淳撮影

 「第3波」で過去最多の感染者数を更新し続ける関東や関西、北海道に比べ、福岡県のこの間の感染の広がりは緩やかだった。9月中旬からの1日の感染者数は10人前後が続き、今も7月31日に記録した最多の169人を大きく下回る。

 小川洋知事は11月24日の記者会見で感染者数の伸びが小さい理由について「分析は難しい」としつつ、PCR検査を増やし、家庭内感染を広げかねない自宅療養者数を減らすことに力を入れてきたと強調した。

 県内では1日約4200件のPCR検査が可能で、8月から約2倍に増やしてきた。福岡市では、感染者が出た職場では濃厚接触者に限らず幅広く検査し、市によると、人口10万人あたりの累計検査件数(10月20日時点)は、データを把握できた19の政令指定市の中で最多の4064件。2位は北九州市の3945件で、いずれも大阪市の2365件、札幌市の2095件を上回る。

 福岡県内では今夏まで、家庭内…

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