【動画】上野動物園でスクスクと育ったアジアゾウの子ども。12月1日の初公開には多くの客が訪れた=上野動物園提供、長島一浩撮影
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 東京・上野動物園で10月に生まれたアジアゾウの子どもが1日、お披露目された。ゾウの誕生は1882年の開園以来、初めてとなる。

 午前9時半。園の門が開くと、多くの来園者が「ゾウのすむ森」に駆け寄り、あっという間に行列ができた。子どもは生まれた時点で体重が120・5キロ、背中までの高さが1メートルあったが、2・8トンある母親に比べると23分の1のサイズだ。この日は母親のおなかの下をくぐったり、乳房に吸い付いて母乳を飲んだりしていた。

 母親が初産の場合、出産直後に赤ちゃんを攻撃することがあるが、母子の関係は良好という。母親と一緒に子ゾウを見に来た川崎市の女児(3)は「ちっちゃくてかわいい」と笑顔だった。

 初めの1週間ほどは、公開は開園から約2時間。母子を驚かせないよう、撮影も当面は禁止する。冨田恭正・副園長兼飼育展示課長は「母親が子育てに専念できる環境をつくっていきたい」と話した。(西村奈緒美)