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 奈良の世界遺産・春日大社で、正月の縁起物の授与が始まっている。新型コロナ禍の中、初詣の参拝者の「密」を避けるため、例年より1カ月早めた。春日大社は、初詣は2月上旬までの分散参拝を呼びかけている。

 本殿前の授与所に破魔矢や熊手、来年の干支(えと)「丑(うし)」の絵馬や土鈴などが並び、マスク姿の参拝者が一足早く受け取っていた。破魔矢を授かった京都府木津川市の主婦(68)は「毎年、三が日はすごい人で、新年は控えようと思っていた。まだ12月に入ったばかりで、縁起物を頂いていいのかなと思うが、雑踏のなかで買い求めるより早めてもらってありがたい」と話した。

 春日大社によると、今年の正月三が日の参拝者は約50万人だった。1日から近鉄大阪難波駅のデジタルサイネージや近鉄京都駅の電照看板で、初詣の分散参拝を呼びかけ始めたという。(岡田匠)