[PR]

 奈良の世界遺産・法隆寺で10月、新しい管長(住職)に古谷正覚(しょうかく)さん(72)が就いた。1949年に焼損した金堂壁画の一般公開に向けた調査が進み、来年には聖徳太子の1400年遠忌(おんき)を迎える。コロナ禍の課題をはじめ、これからの法隆寺のあり方を聞いた。

 古谷さんは小学2年のときに得度した。一緒に得度したのが一つ年上の大野玄妙(げんみょう)さんだ。99年に大野さんが管長に就いたのと同時に執事長になった。二人三脚で寺を支えてきたが、昨年10月に大野さんが71歳で急死した。「これからどうしたらいいねん。もっと教えてもらわなあかんと思っていたのに」と振り返る。

 今年2月に管長代務者に就いた。そこへ襲ったのが新型コロナウイルスだ。日本古代彫刻の傑作の一つといわれ、7世紀につくられた国宝の百済観音像を23年ぶりに東京で特別公開するはずだったが、中止した。

 「東京の人たちにも、コロナの終息や色々な願いを観音さまに祈ってもらいたかったが、中止はやむを得なかった。非常に残念です」

 このとき、百済観音像を納める…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/11まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら