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 東京都の小池百合子知事は1日夜、65歳以上の高齢者や基礎疾患がある人に対し、東京都内発着の「Go To トラベル」の利用を一時自粛するよう呼びかける方針を明らかにした。小池知事が1日、首相官邸で菅義偉首相と会談した後に、都庁で報道陣の取材に応じた。

 菅首相は1日夜、小池知事との会談後、首相官邸で記者団に「小池都知事からGo To トラベルについて65歳を超える高齢者、基礎疾患をお持ちの方々の利用の自粛を呼びかけたいと要請があった。私からは東京都の対応として理解出来ると話した。国と東京都がしっかり連携し、感染拡大を阻止することで一致した」と述べた。

 「トラベル」をめぐって政府の分科会は、感染状況が2番目に深刻な「ステージ3相当」と判断された地域はトラベルを一時停止するよう提言。政府は感染拡大地域を目的地とする旅行を事業の対象から除外すると表明し、出発地とする旅行についても、利用を控えるよう呼びかける措置をとっていた。

 大阪府や北海道がそれぞれ大阪市、札幌市の除外を容認する中、小池知事は、「トラベル」が7月に始まった際に、政府の判断で東京都発着の旅行を除外し、10月に追加した経緯などから、「国が判断するのが筋」と主張し、先月27日の定例会見でも「出と入りを止めてこそ感染拡大の防止に資する。そうなると全国的な視点が必要だ」と強調。ただ、翌28日には「国からの回答をみて今後の対応を考えていきたい」と述べ、国に対して意見照会していると明らかにした。