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 東京都内の郵便局幹部2人が切手を着服して計約5億4千万円に換金していた問題で、日本郵便は1日、40代男性の芝郵便局元課長を11月30日付で警視庁愛宕署に刑事告訴したと取材に明らかにした。罪名や被害額は非公表としている。

 切手を着服した疑いがあるのは、芝郵便局の元課長と50代男性の神田郵便局元課長代理。2人は局内で細断処分すべき切手を持ち出し、金券ショップで換金したとされる。元課長代理についても告訴する方向で警察に相談しているという。

 日本郵便は2018年3月、税務当局からの指摘で問題を把握。内部調査で元課長代理は着服を全面否定し、元課長は領収書などの証拠があった約390万円分だけを認めた。それでも日本郵便は2人に計5億4千万円を返還させ、18年度中に懲戒解雇していた。

 一連の問題は昨年10月末の朝日新聞報道で表面化。総務省は同年12月、原則すべての不祥事を公表するよう日本郵便を行政指導した。