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 今年の流行語大賞に選ばれた「3密」の受賞者が政府ではなく、東京都の小池百合子知事となったことについて、加藤勝信官房長官は1日の記者会見で「誰が受賞になるかに関心を持っているわけではない」と語った。

 「3密」は新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が生じやすい「密閉、密集、密接」環境を避けるよう呼びかけるため、政府が使い始めた。加藤氏は会見で、あえて「3月ごろ、厚生労働大臣だった私が会見で、そのような場所に集まることを避けて頂きたいと申し上げた」と述べ、自身が「本家」だとの思いをにじませた。

 一方、「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)のホームページでは、厚労省などの呼びかけは「当初広がりを見せなかった」とし、「小池知事が殺到する報道陣に“密です”を連呼したことが報じられると、ネット上で話題となり……」と評価した。

 加藤氏は「さまざまな方の努力で、3密の認知が高まり、今回の年間大賞につながった」と強調。政府が受賞できなかったことへの感想を問われると、「誰が受賞になるかに私どもが関心を持っているわけではない。『さまざまな方』には小池都知事も当然入っている」と苦笑交じりに語った。(菊地直己)