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 新型コロナウイルス対策のための国の地方創生臨時交付金を使い、佐賀県の山口祥義知事が発案して制作する「佐賀誓いの鐘」(仮称)。テレビ番組が全国放送で、コロナ交付金の使い道として批判的に取り上げたところ、山口知事はすぐさま「コロナと闘っている県民の心を傷つけた」などと発言した。そこで実際に聞いてみたところ、同様に批判的で、傷ついていない県民が多かった。

コロナ交付金で「誓いの鐘」 県民は

 鳥栖市の調理師、権藤邦広さん(62)は番組を見ていた。「知らなかった。よくぞ教えてくれた」と受け止めたといい、「こんな使い道を考えた県に対して、怒っているのは県民のほう。ハンセン病と同じ考え方で対応するという発想も理解できない」と話す。「コロナの第3波や、インフルエンザとの同時流行に備える医療現場への物資の支援を優先すべきだ」と訴えた。県がコロナ交付金2400万円をかけ、佐賀空港に「宇宙」がテーマの空間をつくるという計画も挙げ、「まとめて使途を変更するぐらいの柔軟性がなぜ持てないのか」と語った。

 ネットで見たという基山町の男性会社員(57)は、山口知事の言い分について「理不尽な言い訳」という印象を持った。コロナ交付金の使い道を「勤め先を解雇されたり、事業をやめたりした人を支援するとか、現実に本当に困っている人のために使うべきだ。鐘で具体的に何人の人が助かるのか検証できず、知事の自己満足に過ぎない」と指摘する。さらに「田村淳さんの言うことで傷ついたとは思わないし、逆に佐賀県民として恥ずかしい」。

 知事の“傷つけた”発言については「田村さんの発言で県民が傷ついたとは思わない。田村さんははっきりと物を言う方で、私も考え方は割と近い」(唐津市の75歳主婦)、「抗議に正当性を持たせるために言ったのだろう。そもそも多くの県民はこの件に関心はないと思う」(基山町の20代のパート従業員男性)と、疑問視する声が相次いだ。

■「大きな金額では…」擁護する…

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