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 企業向けの顧客情報管理大手の米セールスフォースは1日、企業向けのコミュニケーションツールを提供する米スラックを買収すると発表した。買収額は277億ドル(約2兆9千億円)で、セールスフォースは企業向けサービスの業容を大きく拡大することになる。

 セールスフォースは1日、現金と株式交換でスラックを買収することで合意したと公表した。セールスフォースは顧客情報管理が主力事業だが、多くの企業で仕事を進める際のテキストチャットとして利用されているスラックをサービスに加えることで、企業向けビジネスの幅を大きく広げることになる。

 コロナ禍で在宅勤務が増えるなか、スラックは利用を伸ばしていたものの、オンライン会議を組み合わせたマイクロソフトの「チームズ」などとの厳しい競争にさらされ、テキスト中心のコミュニケーションからの脱皮を迫られていた。(サンフランシスコ=尾形聡彦)